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2013.08.23.「誰でも植えられる苗木」は悪か?


弊社は、セラミック苗の開発・提案も行っています。
http://cerasasiki.jp/

コンセプトは、ツリーシェルターと同様に「低コスト造林」につながる植栽苗の提案です。

もう、昨年の出来事でしたので話ししても良いと思うのですが、
京都森林管理事務所でマルチキャビティコンテナ苗とともに、
当社のセラミック苗も含め、現地検討会を開いていただきました。

弊社からは、私こと営業マンが参加・説明に立ち、
セラミック苗開発の目的を参加者の皆様の前でお話させていただきました。
内容は:「誰でも植えられる苗木」「持ち運びが楽」「一日に大量に植えられる」等でした。

その際、質問者の中で、先生と呼ばれる人から、厳しく以下のような発言がありました
(それは質問ではなく、叱責?のようなものでしたが)
「誰でも植えられると言う説明はけしからん。
そもそも、土壌条件等を勘案して植え方は決定なされなければならない。
そんなことだから、若い技術者が育たないのだ。違うか?」
と言うものでした。

その後は、値段に触れられ、「高すぎる」と一刀両断で、
しかし、マルチキャビティ苗はべた褒めで、
値段なんか、変わらないか同じぐらいなのにと、何か理不尽なものを感じたことも覚えています(笑)。

さて、「違うか?」と言われた時に、私は「その通りです」と答えました。
その通りだと思ったからです。
それでそこでの話は終わったのですが・・・

土壌条件で植えわける、判断して樹種を選択する等は従来常識です。
営業マンとしても全く同意なのです。

まるで他人事のように話ししておられましたが、
それを教えるのは、「先生」のお仕事ではないのでしょうか?

営業マンが全国を回って痛感するのは、
「植栽した経験が無い」と言う人が増えていることです。
当然、植栽について「先生」がおっしゃる、常識を持っていない人が沢山います。
実際、現地検討会でも、「体験したところで、これまで植えたことがないから従来と比較できない」
と言う意見が多数出ているくらいです。

技術と言うものは、受け継がれるべきものだと考えています。
しかし、ここまで植えない期間が長く続けば、
植栽技術がしっかり受け継がれないのも仕方がないのかも知れません。

植えた苗木が、技術者の設計・植えての知識・経験不足で枯れている現場を多数見ている現状から、
技術を受け継ぐことが出来なかった人でも植えられる苗木が必要ではないか、と考え、
できるだけ簡単に植えられ、誰が植えても同じ結果になるような苗木があればと思い、提案しているのがセラミック苗であり、
開発の真意の一つでもあります。

ちょっと刺激的(挑発的)なタイトルかも知れません。
しかし、「先生」にも現場の状況を再認識していただき、
こちらの真意を少しでも理解いただければと思った次第。