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静岡県富士宮市・・・風倒木跡地の復旧緑化

植栽データ 平成10年3月 
ケヤキ・ブナ・ヤマモミジ・ヒメシャラ・ハナミズキ・ミズナラ・ヒノキ
関東森林管理局 富士森林管理署管内
富士国有林

1996年8月22日の台風17号により、富士山周辺約1,000haの森林(主に人工林)が風倒木の被害を受けた。
風倒木処理後の1998年3月に復旧緑化を開始。
富士森林管理署や、住友林業等ボランティアによる植樹が行われた。
ヘキサチューブは富士森林管理署、ボランティア植樹により当初から活用され、累計で6万本以上が使用された。

最新写真

2010年5月20日撮影


1998年11月19日撮影
1999年7月14日撮影
1999年12月17日撮影
2000年6月30日撮影
2001年6月6日撮影


モミジ


ハナミズキ


ハナミズキ


ケヤキ


ミズナラ


ヒノキ


モミジ


ケヤキ・モミジ
2002年6月19日撮影


ヒノキと相場先生(東京農工大名誉教授)


ヒメシャラ


ハナミズキ


モミジ


ミズナラ


林内の様子
2004年5月22日撮影


道路側から撮影


下層植生繁茂する中でのチューブ被覆木の成長の様子


ハナミズキと木村(ハイトカルチャ 175cm)


ヒノキ


モミジ


林内の様子
  
コメント

風倒木被害を受けた林分の大半がヒノキ等の一斉林であったことから、
復旧緑化にあたってはケヤキ・ミズナラ等の落葉広葉樹の割合が多く植栽された。
植栽密度は、1000~1500本/ha程度に抑えられ、ヘキサチューブが設置されている。

植栽後僅か1年経過した頃から、ケヤキ・ヒメシャラ・ハナミズキ等を中心に、ヘキサチューブ高を超える成長を見せ、
チューブの成長促進効果の恩恵を大いに受けた。
2年目以降は活着したものについては、大半がチューブ高を超える成長であり、ヒノキについても、
チューブ高までの成長を見せていた。
その後の成長の様子は写真にある通りである。

下層植生については、植栽直後から繁茂する状態であった。
普通なら、植栽木の生育のための下刈りが欠かせない場所である。
その際誤伐は深刻な問題になり得たはずだ。
しかし、ヘキサチューブを導入しているおかげで、そのような心配をせずにすんでいる。
信じられない話であるが、誤伐は広葉樹植栽を行ううえで、成林の大きな妨げとなっているという。
その意味で広葉樹植栽に関して、チューブによる保護は欠かせないといえるだろう。

下層植生と植栽木とは今のところ良い関係を保っている。
チューブで保護された植栽木は成長促進が著しい。
一方、植栽間隔が通常より広くとられており、その間に下層植生が繁茂するという状況が生まれている。
植栽木の成長は早いので下層植生の繁茂による被圧は受けていない。
繁茂している下層植生は、当地で目指す多様な植生が存在する森林の構成要素の一つとなっていると
言えるだろう。
ヘキサチューブだから可能な森づくりであり、チューブ法の大きな特徴の一つである。

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