Q.チューブ内で植栽木が曲がりますか?

A.樹種により、チューブ内で植栽木の梢が曲がるものがあります。
 その原因と対処法は以下の通りです。


1.樹種:ヒノキ、ケヤキ

2.曲がりの原因について

■設置時の問題(ヒノキ)

原因①:ヘキサチューブ設置時に先端を曲げてしまっている
    (このケースが最も多い)
対策①:ヒノキに被せる場合は、
    梢端が立っているかどうか意識する。
    設置後、チューブ側壁に接し曲がっている場合は、
    梢端を立てる。

■雪の落下の問題(ヒノキ)

原因②:チューブ上部に冠雪した雪が落ちて、
ヒノキの梢端を曲げる
(1m以上の多雪地)  

チューブ上部に冠雪した雪が落ちる

ガムテープで上部を軽く塞ぐ
対策②:ガムテープなどでチューブ上部をふさぐ。


■成長時の問題(ヒノキ・ケヤキ)

原因③:ヒノキ・ケヤキは成長時に主軸の先端を下に垂らした状態で成長する性質が
あります。
    成長が旺盛なほどその性質は顕著であり、チューブ内での成長時、チューブ
    側面に引っ掛かり、主軸が曲がることがあります。
    

成長時に梢端が
チューブ側面に引っ掛かり曲がる
対策③:ヒノキ成長時の梢端の曲がりは、「設置時の問題」
    「雪の落下の問題」に比べ発生する率は低い。
    「設置時の問題」「雪の落下の問題」についての対策をとりあえずきちんと行なう
    ことが肝要。

2-2 曲がってしまったヒノキ・ケヤキをどうするか?

以下2通りの対策がありますが、1の方策が現実的でお勧めです。

1.側枝を立てる チューブの中で曲がってしまった梢端ですが、
曲がり部位から側枝が立ち、
その側枝は主軸として入れ替わります(頂芽優勢)。
右写真参照

○は元の主軸部
側枝が主軸に入れ替わった
2.鉤手の器具で
適期に引き上げる
①時期:早春期
②方法:右絵図のような鉤手を作り、引き上げる

鉤手で曲がった梢端を引き上げる
3.選定し側枝を立てる 曲がった部位を選定し、側枝を立てるのも
一つの方法です。
食害を受けた苗木を復活するも参照してください