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寒さの害

1.説明
霜害

「成長休止前後の耐凍性が低い時期に発生する被害。」

緩傾斜地、傾斜地下部の凹地に多い。
標高とは余り関係無く、発生地には繰り返し発生する。

早霜害:晩秋の成長休止前の突然の寒さで生じる被害。10月~11月に発生
晩霜害:春の成長開始後の突然の寒さで展開直後に生じる被害。4月~5月に発生


凍害により枯下がりが発生したヒノキ
凍害

「耐凍性を獲得後、この耐凍性以下に外気温が下がったときに発生する被害。」

南面に多く発生し
北斜面では凹地や傾斜下部のすり鉢状の地形に多く見られる(気温の激変地)。

耐凍性が十分高まった後の低温で、枝・幹の形成層・師部の細胞が凍結することがあるが、
この凍結が極めて徐々に解凍するときには大きな障害はない。
しかし、南斜面等では早朝の直射光が当たって急に融けることがあり、
その部分に大きな障害が発生する。
樹幹の形成層や師部の組織が枯死するばかりでなく、
障害を受けた形成層・師部の上方の部位までもが枯死する。

被害を受けた部分には凍傷痕という濃褐色の変色が見られることが多い。

寒風害

「土壌凍結により根から水の吸収がほとんどできなくなる。」

そこに乾燥した風が吹くことにより、蒸散量と水の吸収量のバランスが崩れ、
乾燥してきて枝先より枯れてくる被害。

北斜面、特に風当たりの強い場所に多く発生する。
積雪量が50cm以下の場所には常習的に発生する。
これは積雪がある程度あると0℃以下には温度が低下せず、雪が逆に保温することによる。
3~5月に枝葉が赤変する。


2.霜穴による霜害の助長・・・人工的霜穴

霜穴 「周囲より少し窪んだ地形の場所や、谷底などでは、
冷気が溜まりやすい
ため霜も降りやすい。
こういう地域は霜道や霜穴などと呼ばれている。」(Wikipediaより引用)

霜穴は、上記自然の地形によるものだけでなく、木材の伐採時に人工的に出来る場合もある。
伐採後については再造林(最植栽)が前提であることから、特に寒冷地等では霜穴を作らない配慮が肝要である。
人工的
霜穴模式図
模式図の説明 1.斜面では、冷気は流れることから、A地点での霜害は発生しはするが程度は比較的低い。
2.斜面から平地へと冷気は流れるが、樹林帯に阻まれ(林内の暖気に阻まれ)冷気は平地に溜まる
3.これより、冷気が溜まったB地点では霜害が盛大に発生。
4.林内の暖気が影響するC地点では霜害発生は無い


(*)ハイト社営業範囲では、群馬県・栃木県・山梨県で霜害を良く見ます(スギ・ヒノキ)。
 早霜、遅霜など、耐棟性獲得前、獲得後の急激な寒さが原因です。
 標高1000m以上を越えた場所で発生したケースが多く、植栽環境と植栽樹種とのミスマッチです(適地適木が守られていない)。
(**)森林の伐採時は、霜穴を作らないよう冷気の通り道を作ることも重要です。
(***)「ヘキサチューブ被覆木で、南向き斜面部の植栽木が枯れ下がった。
  (南向き斜面であることから)日差しによる蒸れが原因と考えられる」
  と言った北日本地域の林業試験場の報告書を見たことがあります。
  ここまで読んでいただければもうお分かりだと思いますが、
  これは凍霜害によるものです。ヘキサチューブとは何ら関係ありません。

  

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