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2010.06.02 広葉樹林の育成 もしくは ポット苗の悲哀


森林をスギ・ヒノキ林化してしまった反省からか、
広葉樹植栽の必要性が、一部で説かれるようになった。

ここのところ、関東のとある林務事務所の所長様と森林整備課長様とお話をする機会が増えた。
花粉問題もあり、スギの人工林を帯状に伐採し、
その伐採跡地に広葉樹を植え、針広混交林化を目指すのだそうだ。

ただ、そこには悩みがあって・・・

と言うのも、
スギ、ヒノキは造林(造森か?)の体系があるが、
広葉樹造林(造森?)の体系が無いとのこと。
なので、実行する広葉樹の植栽計画の適・不適がはっきりしない。
植栽して消えてしまう苗木も沢山あるそうで・・・

確かに、広葉樹造林(造森?)は失敗した、と言う話を色んな営業先で聞く。
ある意味、スギ・ヒノキ林の造成をメインに行ってきたつけが来ているのかも知れない。

また、広葉樹造林(造森?)と言っても、
壮麗なスギ・ヒノキ林の抜き切り(帯・列状間伐地等)後の植栽で、
針広混交の複層林化が命題なので、余計に難しい・・・
皆伐地の植栽なら、もう少し管理のしようもあるのかも知れない。

同課長様から、もう一つの悩みもお聞きした。

広葉樹苗の植栽に関し、ポット苗を指定する。
勿論、ポット苗の指定には意味があり、
植栽後の活着・生育を期待しての意図がしっかりある。

にも関わらず・・・

折角のポット苗なのに、
現場に持ち上げる前に土を落とし、
「ふるい苗」にして植栽しているのだとか・・・
現場の言い分は、
「重たい」「運ぶのが大変」、
とのことだが、それでは、ポット苗を指定した意図を無視した結果となる。

何とも、残念な話である。

「セラ挿木苗」の頁